2013年 07月 12日
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by buntesleben
| 2013-07-12 16:20
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2012年 11月 12日
浜辺のフルーツ追いかけて たくさん歩いた先で会う ひとつ追ったら波がさらい 大きなところへ運ばれる 数のつかないそれらとの 永遠みたいな夜の記憶 もう左から風が吹いていた コロコロコロロコロコロロ 夜は海へと降りたから 朝を抱きしめ潜ろうか りんごのように真っ赤でいる 決して熟れないこの丸は 暗闇の中自ら光る 永遠なんて近づけやしない もう前から風が吹いていた コロコロコロロコロコロロ わたしたちには今だけ、このフルーツと 音のする方へ近づいて 広がってなくなって やーっと ある #
by buntesleben
| 2012-11-12 03:53
2012年 04月 27日
エレベーター越しにいくつかの 歌と拍手を見送って ようやく着いた最上階 低い星たち散らばった 今夜わたしはこの空から 都会の海へ身投げする 都会の海のさざ波は 黒々しながらきらめいた こわい気持ちはひとつもない もぐったところの揺れない地点 どれくらいで飲み込まれ どれくらいで見えなくなる こわい気持ちはひとつもない 泳いで巡る揺れない地点 今夜わたしはこの空から 都会の海へ身投げする 誰も彼もが夢をみた 海の底もういちど呼吸をする #
by buntesleben
| 2012-04-27 15:27
2011年 08月 25日
その人は都市に住む妖精のようだった 過ぎる人 動き出す人の 間で いつだって真ん中で そっと、どっと、歌った その人は都市にしか生きられないのだった つぶやく人 吐き出す人の その言葉を 肌からとりいれてはひっそりと呼吸し たまにくしゃみした その人の歌う歌を ずっと聴いていたかった はじまりがあっておわりのある それぞれのうたが わたしの生きるこの都市を その色のまんまぼんやりさせてくっきりさせた わたしは上手に歌えなかった ぴいちくぱあちくやるだけだった その人の歌う歌に だから 2番からハモろうとした 信号の光はにじんでゆく それでも青とわかった 歩き出す 傘は傘と少しぶつかって 跳ねた水滴は 傘と傘を移動した 大股で歩いて帰るよ今夜は 上は向かないよ今夜は それにねたいした意味はなにもない 気分が全てきぶんがすべてよ #
by buntesleben
| 2011-08-25 00:32
2010年 08月 27日
おばあさんねこの軋んだ鳴き声が遠くから聞こえる夜 真っ黒マントがゆっくりと空を横切っていった 生暖かい風が木々を不穏に揺らして その下でいくつかの生命が蠢いているようだった たまらず声をあげようとしてみても 喉は乾いた音出すばかり だから土に落ちたフラフープを 腰まであげて回してみたのだ 何十何百何千回と と と と そのずっと後に朝が来て わたしはフラフープごと光に溶けてゆくことを望んだ やってきた朝は不完全で すべてを起こす前に先へ先へと急いでいる 溶かしてお願いそして流して そうして その速度で西へゆくのなら シベリアあたりでもう一度固めて 声は喉で音を得て 空気に混ざろうとしていた そうそれがしたい わたしもそれがいい そうずっと願っている ゼラチンシンドローム #
by buntesleben
| 2010-08-27 23:30
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