2006年 10月 30日
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道は
ぴかぴかに磨き上げられた
空までをもうつす石で敷き詰められている
下を向いて歩くと自分の背景にうごく宇宙が見え
上を向くと大人たちのあごが降ってくる隕石となんら変わりない
名刺があちらこちらで手の中を滑り
ほこりが舞い降りる前に片付けられるさまざまなさまざまな印象
変わりゆくものに 変えられてゆく
となりのひとがいつのまにかガラスになったから
となりのひとはいつのまにかすけすけになった
となりのひとがうしろをむいたらたちまち鏡になったから
となりのひとにうつった自らを
見ようとしたらすけすけだった
下を向いたらそこにはもはや宇宙しか広がっていなかった
上を向いたらそこにももはや宇宙しか広がっていなかった
by buntesleben
| 2006-10-30 00:53